アメリカ三大美術館の1つ。
メトロポリタン美術館、シカゴ美術館と並んでこのボストン美術館も。
ボストン美術館はかなり広い美術館になります。絵画だけではなく彫刻や建物なども展示されており博物館のようにも感じました。
所蔵数は50万点を超え、日本の作品も10万点あります。
日本国外では世界でも多くの日本作品を所蔵している美術館でもあります。1836年生まれの岡倉天心は1904年にボストン美術館日本部門の部長となります。
ボストン美術館のホームページはこちら↓
マップはこちら↓
同じページに日本語の地図も載っています。
入場料は27ドル(2025年)になります。予めチケットはオンラインで購入していきました。時間指定は特になかったです。チケットが必要な企画展に行く場合は時間指定であることが多いので注意してください。
4時間半滞在しましたが企画展なども見ると駆け足でした。こちらの美術館もメトロポリタン美術館やフィラデルフィア美術館のようにかなり広く作品数も膨大です。絵画だけに絞るならいいですが、全体を見るならかなり時間が必要となります。
1階2階がかなり広く部屋数も多く迷ってしまったくらいでした。1つ部屋を見逃していたり。本当に広いので端から端へと移動するだけでも大変でした。絶対見たい作品を見た後に、次に見たい作品がさっきまでいた所にあったりして何度も行き来してました。地下と3階もあって本当に広いので計画的に見ましょう。
本当なら1日ボストン美術館に費やしたかったのですが、このあとにイザベラ・スチュアート・ガードナー美術館に行く予定だったので泣く泣く後にしました。時間がある人はぜひ1日費やしてください!
美術館までは地下鉄のグリーンラインに乗車して行きました。地下鉄といっても地上にも出るし、本来の地下鉄の車両ほど長くもなくて日本の路面電車みたいな感じでした。一人で乗りましたが地下鉄内も車内も問題なかったです。地上にでる路線なのもあってバスのような感じでした。
行きはよかったのですが、帰りに問題が…。最後にまた書きます!
ボストン美術館の正面の写真を撮るのは忘れました。入るのに必死になっていて笑。本来なら10時に着きたかったのに30分くらいになってしまっていて早く入りたかったんですよね。
中はこんな感じ。

- 一番おすすめ!
- クロード・モネ:Claude Monet(French, 1840-1890)
- ポール・ゴーギャン:Paul Gauguin
- 恋をしなさい。そうすれば幸福になるでしょう:Soyez amoureuses vous serez heureuses (Be In Love and You Will Be Happy)(1889)
- ピエール=オーギュスト・ルノワール:Pierre-Auguste Renoir(1841-1919)
- ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ:Vincent van Gogh
- エル・グレコ:El Greco (Domenikos Theotokopoulos) (Greek (active in Spain), 1541–1614)
- Diego Rodríguez de Silva y Velázquez (Spanish, 1599–1660)
- Anthony van Dyck (Flemish, 1599–1641)
- 印象派
- 中世から近世まで
- John Martin(English, 1789–1854)
- カナレット:Canaletto(Giovanni Antonio Canal)(Italian (Venetian), 1697–1768)
- Giovanni Paolo Pannini(Italian (Roman), 1691–1765)
- Francesco Guardi(Italian (Venetian), 1712–1793)
- ピーテル・パウル・ルーベンス:Peter Paul Rubens(Flemish, 1577–1640)
- ヤーコプ・ヨルダーンス:Jacob Jordaens(Flemish, 1593–1678)
- レンブラント・ファン・レイン:Rembrandt van Rin(Dutch, 1606-1669)
- Albert Cuyp(Dutch, 1620–1691)
- Cornelis lsaacaz. Verbeeck(Dutch, about 1590 – 1637)
- ヤン・ファン・ハイスム:Jan van Huysum(Dutch, 1682-1749)
- Benjamin West(American, 1738–1820)
- Marie Louise Elisabeth Vigée-Le Brun(French, 1755–1842)
- アメリカ作品
- Erastus Salisbury Field(American, 1805–1900)
- William Matthew Prior (American, 1806–1873)
- ジョン・シンガー・サージェント:John Singer Sargent(American, 1856-1925)
- Henry Ossawa Tanner (American, 1859–1937)
- Frank Weston Benson (American, 1862–1951)
- Edmund C. Tarbell (American, 1862–1938)
- Frederick Carl Frieseke (American, 1874–1939)
- Winslow Homer (American, 1836–1910)
- Alice Neel (American, 1900–1984)
- フリーダ・カーロ:Frida Kahlo (Mexican, 1907–1954)
- 他にもおすすめ!
- ジャン=フランソワ・ミレー:Jean-François Millet (French, 1814–1875)
- ジャン=バティスト・カミーユ・コロー:Jean-Baptiste-Camile Corot(French, 1796–1875)
- Joseph Mallord William Turner
- Edvard Munch(Norwegian, 1863–1944)
- ギュスターヴ・クールベ:Gustave Courbet (French, 1819–1877)
- Henri Regnault (French, 1843–1871)
- Eugene Louis Boudin(French, 1824–1898)
- レニー・ブレスキン・アダムス: Breskin Adams (American, born in 1938)
- 日本の作品
- その他(絵画以外)
- 最後に
一番おすすめ!
ボストン美術館は一番おすすめもたくさんあります笑。
まずこちらのSidney and Esther Rabb Gallery (Gallery 255)に行くことをおすすめします!

クロード・モネ:Claude Monet(French, 1840-1890)
La Japonaise (Camille Monet in Japanese Costume)
Sidney and Esther Rabb Gallery (Gallery 255)

こちらは美術に詳しくない人でも知っている人が多いのではないでしょうか?私も学生の頃に教科書か何かで見た記憶があっていつか見てみたいなあと思っていました。
モデルは妻のカミーユで日本の着物を着ています。背景になる団扇の絵や着物の武者絵も目を惹きます。
とにかく大きい絵なので近くで見ると迫力があります。カミーユが本当に目の前にいて今にも動き出しそうなくらい。10:30頃に行ったところこの部屋に数人しかおらず、しばらくすると部屋に誰もいなくなってこの作品を一人で堪能できました。昼過ぎくらいにもう一度この部屋に入ったところ人がたくさんいたので朝一番がおすすめです!
ポール・ゴーギャン:Paul Gauguin
我々はどこから来たのか我々は何者か我々はどこへ行くのか:Where Do We Come From? What Are We? Where Are We Going?(1897-98)
Sidney and Esther Rabb Gallery (Gallery 255)

ゴーギャンの作品の中でも最も有名な大作。右から左に読むことで、子どもから大人、そして老人へ。足元には白い鳥がおり、「奇妙な白い鳥が……言葉の無益さをあらわす」とゴーギャンは語っている。この作品を描いた時は自身の健康、財政状況の悪化、娘の死が重なり失意のどん底におり、この絵に反映されていると考えられるそう。
哲学的な題名で私も元々知っていたけれど実際に見ると本当に大きくて立派で大作なのだと実感できました。右から左へ、左から右へ、真ん中から、少し離れて全体を見る。そんな風に色々な角度から見たり、自分が絵の中の一員になったかのように見たりして全く飽きのこない作品でした。
恋をしなさい。そうすれば幸福になるでしょう:Soyez amoureuses vous serez heureuses (Be In Love and You Will Be Happy)(1889)
Sidney and Esther Rabb Gallery (Gallery 255)

こちらもぜひ。
ゴーギャンが抵抗する女性の手を取り、「恋をしなさい。そうすれば幸福になるでしょう」と伝えているところ。
部屋にこんな感じで飾られています。

ピエール=オーギュスト・ルノワール:Pierre-Auguste Renoir(1841-1919)
ブージヴァルのダンス:Dance at Bougival(1883)

こちらもおすすめの作品。ルノワール作品はアメリカ各地で見えますが、この作品が一番好きかも。
思っていたよりも大きくて二人が目の前で本当にダンスしているかのよう。見ているとこちらも自然と笑顔になる、幸せになれる作品。
女性はシュザンヌ・ヴァラドンで画家となりモーリス・ユトリロの母としても知られています。
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ:Vincent van Gogh
郵便配達人ジョセフ・ルーラン:Postman Joseph Roulin(1888)

南仏のアルルにいた際に地元の郵便配達人であるルーランの絵を描いた作品。ゴッホは彼をモデルにした絵を6点残しています。デトロイト美術館、MoMAでも彼の肖像を見たことがあるけれど、他にヴィンタートゥール美術館、バーンズ・コレクション、クレラー・ミュラー美術館に所蔵。
個人的には左のMoMAの作品が好み。こちらは背景が花柄で可愛かった!
右はデトロイト美術館に所蔵。


ゆりかごを揺らす女:Lullaby: Madame Augustine Roulin Rocking a Cradle (La Berceuse)(1889)

ジョセフ・ルーランの妻の肖像画。彼女の作品もアメリカ国内の美術館で何度か見たことがあります。ここ以外にメトロポリタン美術館、クレラー・ミュラー美術館、ゴッホ美術館、シカゴ美術館にあるとのこと。また、長男のアルマン、次男のカミーユ、末っ子のマルセルもゴッホに描かれていて、まさにルーラン一家がゴッホの絵のモデルだったようです。
個人的にはこの作品の背景の柄がとても素敵でずっと見入ってしまいました。実際に見ると油絵の凹凸を見ることができてとても楽しかった思い出です。
左がメトロポリタン美術館、右がシカゴ美術館の作品。


贅沢すぎる空間!!!

エル・グレコ:El Greco (Domenikos Theotokopoulos) (Greek (active in Spain), 1541–1614)
修道士オルテンシオ・フェリス・パラビシーノ:Fray Hortensio Félix Paravicino(1609)
William I. Koch Gallery (Gallery 250)

エル・グレゴも有名ですね。この作品に描かれているのは修道士パラビシーノでエル・グレコの友人でもあったそう。
Diego Rodríguez de Silva y Velázquez (Spanish, 1599–1660)
ドン・バルタザール・カルロス(カルロス王子)と侏儒Don Baltasar Carlos and an Attendant(1632)
William I. Koch Gallery (Gallery 250)

フェリペ4世の長男として1629年に誕生したカルロス王子。2歳の王位継承者。しかし17歳で没し、王位を継ぐことはありませんでした。
Anthony van Dyck (Flemish, 1599–1641)
チャールズ1世の娘、王女メアリー:Princess Mary, Daughter of Charles I(about 1637)
William I. Koch Gallery (Gallery 250)

王女メアリーが6歳の時の肖像画。ヴァン・ダイクはメアリーの父であるチャールズ1世の宮廷画家となりました。光沢がきれいなドレスが素敵。にしても6歳とは驚き。
印象派
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ:Vincent van Gogh
Ravine(1889)

オーヴェールの家々:Houses at Auvers(1890)

ゴッホは1890年5月に南フランスからパリの北西にあるオーヴェールに移り住みました。初夏の風景が描かれています。この年の7月にゴッホは自殺を試みて37歳の若さでこの世を去ってしまいました。
ピエール=オーギュスト・ルノワール:Pierre-Auguste Renoir(1841-1919)
Woman with a Parasol and Small Child on a Sunlit Hillside(1874-76)

クロード・モネの妻であったカミーユ・モネがモデルになっています。
モネ自身が二人を描いた日傘の女と比較されることがあるそうです。
こちらは女性の目力が強い印象。
この作品がモネの作品↓
ワシントン・ナショナル・ギャラリーにあります。

Girls Picking Flowers in a Meadow(1890)

この作品も本当によかった!ドレスの色合いも好きだし二人の雰囲気もいい。
彼女たちはルノワールの娘ジュリーと従姉妹のジャンヌだそうです。
The Seine at Chatou(1881)

Landscape on the Coast, near Menton(1883)

ルノワールの作品はどれも雰囲気が柔らかくて好きです。
ポール・セザンヌ:Paul Cezanne
赤い肘掛け椅子のセザンヌ夫人:Madame Cézanne in a Red Armchair(1877)
Sidney and Esther Rabb Gallery (Gallery 255)

セザンヌの妻であるオルタンス・フィケの肖像画。
デトロイト美術館にも彼女の肖像画であるマダム・セザンヌが飾られています。原田マハさんの本にも描かれている作品。
20点以上も妻の作品が残っています。こちらの作品は赤い肘掛け椅子が印象的。
Self-Portrait with a Beret(1898-1900)
Sidney and Esther Rabb Gallery (Gallery 255)

クロード・モネ:Claude Monet(French, 1840-1890)
Rouen Cathedral Façade and Tour d’Albane (Morning Effect)
Rouen Cathedral, Façade
Lorna and Robert Rosenberg Gallery (Gallery 252)


こちらも有名なモネの作品。アメリカの美術館に行くと時折このルーアン大聖堂を描いた作品を見かけます。私が行った時はすぐ横に飾られていて見比べることができました。
Water Lilies(1907)(1905)
Lorna and Robert Rosenberg Gallery (Gallery 252)


こちらもモネがよく題材として睡蓮の作品です。これら自体は有名ではありませんが、やはりモネの睡蓮は見ておきたいですよね。
窪地のヒナゲシ、ジヴェルニー近傍:Poppy Field in a Hollow near Giverny(1885)

Flower Beds at Vétheuil(1881)
Lorna and Robert Rosenberg Gallery (Gallery 252)

こちらもモネの作品。知らない作品でしたが実際に見てみてとても気に入りました。おすすめです。
アルジャントゥイユの自宅の庭のカミーユ・モネと子ども: Monet and a Child in the Artist’s Garden in Argenteuil(1875)

こちらも妻カミーユと息子のジャン。後ろの花が鮮やかできれいだったのが印象に残っています。
Field of Poppies near Giverny(1890)
Lorna and Robert Rosenberg Gallery (Gallery 252)

Gustave Caillebotte(French, 1848–1894)
Les dahlias, jardin du Petit Gennevilliers(1893)

この作品が本当に好き。ワシントンD.C.にあるNational Gallery of Artでも同じ構図で女性が写っている絵があり、その時も好きになりました。
こちらがその時の作品。

ちなみにこの家はカイユボットの家だったよう。
カイユボットといえばシカゴ美術館に所蔵さている門外不出の「パリの通り、雨」が有名。カイユボットはアメリカに来てから見るようになった画家の一人。写実主義、印象派として知られています。

Fruit Displayed on a Stand(1881-82)

静物画も。形や色が異なる相互に異なる組み合わせが印象的な作品。
エドガー・ドガ:Edgar Degas(French, 1834-1917)
エドモンドとテレーズ・モルビッリ:Edmondo and Thérèse Morbilli(1865)

ドガも印象派。バレエを描いた作品や小さな踊り子の彫刻作品が有名。
こちらはドガの妹であるテレーズとその夫でありドガとテレーズの従兄弟でもあったエドモンド・モルビッリ。肖像画の専門ではなかったが家族や友人たちはよく描いたそう。
こちらが「14歳の小さな踊り子」↓
Little Fourteen-Year-Old Dancer(original model 1878–81, cast after 1921)
Sidney and Esther Rabb Gallery (Gallery 255)

オリジナルはワシントンD.C.にあるNational Gallery of Artに展示してあるのでこちらは鋳造品のうちの一つ。アメリカの美術館に行くと大抵見ることができるので慣れていましたがなかなか見れない作品だそうです。
ドガは晩年に視力が低下し、それでも触覚を頼りに作った作品だそう。すごい。
Duchessa di Montejasi with Her Daughters, Elena and Camilla(1876)
Sidney and Esther Rabb Gallery (Gallery 255)

ステファニー・カラファ(モンテジャス公爵夫人)と彼女の娘たちを描いています。
エドゥアール・マネ: Manet(French, 1832–1883)
Street Singer(1862)

モネとマネ。名前が似ているので色々見る前はどっちがどっちなのか分からなくなっていたけれど、二人の作品を美術館で見るようになると違いが分かってきました。でもたまにあれ?ってなるのもあるけれど笑。
ちなみにマネの方がモネより8歳年上でマネは印象派の父とも言われています。
Music Lesson(1870)

Execution of the Emperor Maximilian(1867)

Monk in Prayer(1865)

中世から近世まで
こんな素敵なお部屋に絵画が飾ってあります。どこも絵になる!


John Martin(English, 1789–1854)
Seventh Plague of Egypt(1823)

この作品が個人的に印象に残っています。
聖書の場面を多く描いた作家。とにかく荘厳で美しい風景が目を引く。これからどうなっていくのか気になってしまう。
カナレット:Canaletto(Giovanni Antonio Canal)(Italian (Venetian), 1697–1768)
ヴェニツィア、サン・マルコ湾:Bacino di San Marco, Venice(1738)
Ruth and Carl J. Shapiro Gallery (Gallery 246)

ヴェニツィアの景観画の最も代表的な画家。この作品はカナレットの傑作として知られているそう。
以前にも書きましたが、ヴェニツィアに行ったことがあるのでヴェネツィアの風景画が好きなんですよね。ついつい惹き込まれてしまいます。
Giovanni Paolo Pannini(Italian (Roman), 1691–1765)
Picture Gallery with Views of Modern Rome(1757)
Ruth and Carl J. Shapiro Gallery (Gallery 246)

絵の中にさらに小さな絵画がたくさん。一つの絵なのにたくさんの絵画を楽しめるんて不思議ですよね。サン・ピエトロ大聖堂、ティヴォリの泉、スペイン階段などローマの有名な場所が描かれています。画家のパニーニは外国人旅行客に向けられたローマ風景画家として成功を収めた方だそう。
Francesco Guardi(Italian (Venetian), 1712–1793)
Procession of Gondolas in the Bacino di San Marco(1782)

この作品もヴェネツィアの風景だったので惹かれました。
画家のグアルディはヴェネツィア生まれ。カナレットよりも自由な雰囲気の作品が多いそう。
ピーテル・パウル・ルーベンス:Peter Paul Rubens(Flemish, 1577–1640)
盟約による供犠:The Sacrifice of the Old Covenant(1626)
Art of the Netherlands in the 17th Century Gallery (Gallery 242)

ルーベンスと言えばフランダースの犬でネロが見たがっていた絵を描いた画家。
この作品は「聖餐の勝利」として知られる一連のタペストリーの下図として描かれたものとのこと。
ヤーコプ・ヨルダーンス:Jacob Jordaens(Flemish, 1593–1678)
若き夫婦像:Portrait of a Young Married Couple(1621–22)
Art of the Netherlands in the 17th Century Gallery (Gallery 242)

ルーベンスの工房で働いたことのある画家、版画家。
レンブラント・ファン・レイン:Rembrandt van Rin(Dutch, 1606-1669)
アトリエの画家:Artist in His Studio(1628)
Robert and Ruth Remis Gallery (Gallery 244)

アトリエの一画に画家は鉛筆と細棒を手に佇んでいるところ。
Reverend Johannes Elison, 1634
Maria Bockenolle (Wife of Johannes Elison)(1634)
Art of the Netherlands in the 17th Century Gallery (Gallery 242)

レンブラントは私のお気に入りの画家の一人。アメリカの美術館では大体所蔵されているので見るのが楽しみです。
黒の表現の仕方がすごくでずっと見てました。

Portrait of a Man Wearing a Black Hat(1634)
Portrait of a Woman Wearing a Gold Chain(1634)
Art of the Netherlands in the 17th Century Gallery (Gallery 242)

こちらもレンブラントの作品。
Albert Cuyp(Dutch, 1620–1691)
Orpheus Charming the Animals(about 1640)
Art of the Netherlands in the 17th Century Gallery (Gallery 242)
The Blockade of the Privateers’ Nest at Dunkirk(about 1630)
こちらもお気に入りの作品。海と船の作品が好きで今回はこちらが気に入りました。

すごく細かい。

Cornelis lsaacaz. Verbeeck(Dutch, about 1590 – 1637)
Leo and Phyllis Beranek Gallery (Gallery 243)

こちらの作品もお気に入り。大きい絵でまるで本当にジャガーが近くにいるようでした。
ギリシャの音楽家であるOrpheusが心地のよい音楽で野生動物をなだめた場面。ジャガー以外にもゾウやラクダ、ダチョウなどもいるのが見えます。
ジャガーの顔が可愛い!

ヤン・ファン・ハイスム:Jan van Huysum(Dutch, 1682-1749)
Vase of Flowers in a Niche(about 1715)
Robert and Ruth Remis Gallery (Gallery 244)

17世紀のオランダの画家たちが花を肖像画の脇役から主役へと独立させていきました。
この作品はとにかくきれいで目を惹きます。背景が黒の花の絵に惹かれるんですよね。
Benjamin West(American, 1738–1820)
Devout Men Taking the Body of Saint Stephen(1776)
Ruth and Carl J. Shapiro Gallery (Gallery 246)

歴史画を描いた新古典主義の画家。彼はアメリカ生まれとして最初に絵の勉強のために海外へ行った人とのこと。イタリア、そしてロンドンへ。
素敵すぎるお部屋に飾られた絵画たち。



Marie Louise Elisabeth Vigée-Le Brun(French, 1755–1842)
Portrait of a Young Woman(1797)

当時のフランスでは女性が学校で絵画を学ぶことが認められなかったため独学で学んだそう。しかしその後マリー・アントワネットの支援により学校に入学することができたとのこと。
きれいだけれど力強く女性が印象に残っている作品。
アメリカ作品
Erastus Salisbury Field(American, 1805–1900)
ジョセフ・ムーアとその家族:Joseph Moore and His Family(about 1839)

William Matthew Prior (American, 1806–1873)
Three Sisters of the Copeland Family
Lurie-Marks Gallery (Gallery 138)
写真はないですがこちらもおすすめ。
ジョン・シンガー・サージェント:John Singer Sargent(American, 1856-1925)
エドワード・ダーリー・ボイトの娘たち:The Daughters of Edward Darley Boit,(1882)

この後に訪れたイザベラ・スチュアート・ガードナー美術館にもサージェントによって描かれた彼女の肖像画おかれていました。
ボストン美術館にあるこちらの絵はとにかく大きい。子どもたちが等身大くらい大きいのではないかと思うほど。可愛らしいけれど凛とした雰囲気もある不思議な絵です。絵の中にある大きな壺は日本製とのこと。
Henry Ossawa Tanner (American, 1859–1937)
Street Scene, Tangiers(about 1912)
Robert P. and Carol T. Henderson Gallery (Gallery 228)

モロッコのタンジェ港を描いた作品。異国の風景に惹かれました。
Frank Weston Benson (American, 1862–1951)
Calm Morning(1904)
Suzanne and Terrence Murray Gallery (Gallery 226)

Edmund C. Tarbell (American, 1862–1938)
Mother and Child in a Boat(1892)
Suzanne and Terrence Murray Gallery (Gallery 226)

このあたりの作品も素敵でした。
Frederick Carl Frieseke (American, 1874–1939)
The Yellow Room(about 1910)

印象派の画家の一人。黄色が素敵。
Winslow Homer (American, 1836–1910)
Driftwood(1909)

こちらも作品もよかったです。ただ作品名が分からず。

Alice Neel (American, 1900–1984)
Linda Nochlin and Daisy(1973)

20世紀最高の具象画家と言われるニール。まだ無名だった時に先駆的美術史家のリンダ・ノックリンと娘のデイジーを描いたもの。
フリーダ・カーロ:Frida Kahlo (Mexican, 1907–1954)
二人の女(サルヴァドラとエルミニア)Dos Mujeres (Salvadora y Herminia)(1928)
Robert and Jane Burke Gallery (Gallery 335)

アメリカに来てから知ってよく見るようになった画家の一人。メキシコ生まれで夫はディエゴ・リベラ。デトロイト美術館の壁画が有名。
フリーダ自身は濃い眉が注目を浴びた。彼女のことを知ると彼女の強さがすきになる。
他にも右がヨセミテ、左がナイアガラの滝の絵画。
行ったことがある風景が描かれていると嬉しくなります。写真と絵はまた雰囲気が違いますが絵画もとても迫力があります。当時の人は写真の代わりにこういう絵を見たのだなあと思うと不思議な気持ちになりました。




絵の中に絵がある作品も好きです。


他にもおすすめ!
ジャン=フランソワ・ミレー:Jean-François Millet (French, 1814–1875)
種をまく人:The Sower(1850)

落ち穂拾いで有名なミレー。こちらの作品も有名な作品の一つ。
バルビゾン派の一人で農民画を写実的に描いていたそう。
Young Shepherdess(1870-73)

この作品の下にThe Captivity of the Jews in Babylonが隠されているとのこと。
ジャン=バティスト・カミーユ・コロー:Jean-Baptiste-Camile Corot(French, 1796–1875)
Dante and Virgil(1859)

ダンテの地獄篇の場面から。
知らない方だったけれど見るととても引き込まれる作品でした。こういう暗めの作品にたまに惹かれるのだよねえ。
Joseph Mallord William Turner
Ancient Italy

これもお気に入りに。
Edvard Munch(Norwegian, 1863–1944)
Summer Night’s Dream (The Voice)(1893)
Sidney and Esther Rabb Gallery (Gallery 255)

ムンクは1863年ノルウェー生まれの画家。「ムンクの叫び」は有名ですよね。彼の作品はあまりアメリカでは見かけないので貴重です。
愛と死のテーマを印象的に扱う「生命のフリーズ」のシリーズの一つ。ムンクの苦しい恋愛体験が反映されている作品とのこと。
ギュスターヴ・クールベ:Gustave Courbet (French, 1819–1877)
獲物:The Quarry (La Curée)(1857)

フランスの写実主義の一人。1857年のサロンで発表されたこの作品は恋的に受け入れられたそう。
Henri Regnault (French, 1843–1871)
アキレウスの馬たちを御すアウトメドン:Automedon with the Horses of Achilles (1868)

ルニョーがローマの学生だった頃の作品。数年後、晋仏戦争で27歳で戦死してしまいます。
ホメロスの叙事詩イリアスから、アキレウスの馬車の御者アウトメドンを描いています。3メートルの絵画でとにかく迫力がありました。
Eugene Louis Boudin(French, 1824–1898)
Port of Le Havre(about1886)

こちらもヴェネツィアの作品。海の水色が素敵でした。
レニー・ブレスキン・アダムス: Breskin Adams (American, born in 1938)
Swinging at Club Mood(1993)

アメリカの画家。こちらの作品が印象に残りました。
実はこれ糸で描かれているんです。鮮やかな色合いで動物と人間が一緒にナイトクラブにいる場面を描写しているそう。
日本の作品
エドワード・S・モースが日本の東京大学教授になり、日本各地で収集した日本陶磁器などをボストン美術館に譲渡。アーネスト・フェロノサも東京大学の今日中になり、日本絵画の虜に。またアメリカ帰国後に日本部門の初代部長になります。このフェノロサの門下の一人が岡倉天心だったそうです。ウィリアム・スタージス・ヒゲローも来日し、観光の予定が7年間も滞在することに。多くの日本美術を収集しボストン美術館へ寄贈。彼の収集品だけでも全体のかなりの作品を占めるそうです。
まるで日本の美術館のようにたくさんの日本の作品がありました。


歌川国芳(Japan, 1797-1861)
「五十三次 岡崎」 「玉島逸富」五代目沢村宗十郎、「古猫の精」三代目尾上菊五郎、「因幡之助」十二代目市村 羽左衛門

歌川国芳の作品。猫がたくさんいてとにかくかわいい。
高橋宏光(1959-)
岡崎の猫(2015)

こちらの猫もよかったです。
葛飾北斎(1760-1849)
「百人一首うはか縁説 清原深養父」

葛飾北斎です!北斎を見ることができるの嬉しいですよね!
他にもたくさんの作品がありました!ただ、探していた作品が展示されていないことも多かったです。
ぜひボストン美術館で日本の芸術に触れてください!

ちょうどこちらの展示もやっていて久しぶりにたくさん日本語を見て嬉しかったです。


その他(絵画以外)
King Menkaura (Mycerinus) and queen(Egyptian)
Old Kingdom, Dynasty 4, reign of Menkaura(2490–2472 B.C.)
Findspot: Egypt, Giza, Menkaura Valley Temple
Egypt: Old Kingdom Sculptures Gallery (Gallery 113)

カイロ郊外にあるギザの神殿で発見された王と王妃の像。3大ピラミッドの一つであるメンカウラー王のピラミッドの一部だったそう。
Colossal statue of King Menkaura (Mycerinus)(Egyptian)
Old Kingdom, Dynasty 4, reign of Menkaura(2490–2472 B.C.)
Findspot: Egypt, Giza, Menkaura Pyramid Temple
Egypt: Old Kingdom Gallery (Gallery 108)

メンカウラ王はギザの中で一番小さなピラミッドを建てました。
この像は古代に破壊され、別々の部屋で発見されました。実際に見るとなり大きくて立派でした。
絵画だけではなく古代エジプトからアジアまで様々な展示があります。



ピアノも素敵でした!この部屋には楽器がたくさん!

Yoshitomo Nara (Japanese, born in 1959)
Your Dog(2003)
こんな展示も。

なんと日本の方の作品でした!女の子の絵が有名な作家さんです。
こちらの作品を見た時はこの方の作品だということを知りませんでしたが、後から知ってこの人だったのか!となりました。ボストン美術館の中でもインパクトのある作品でした!


最後に
美術館はとても広くて素晴らしい作品ばかりで楽しかったです。もっと時間が欲しかったくらい!
この後、イザベラ・スチュアート・ガードナー美術館に行く予定があったので泣く泣く切り上げました。こちらの美術館は時間予約制なので…。歩ける距離だったので歩いて行きました!
またこの美術館については別で詳しく書きたいと思います。
最初に伝えていた問題ですが…
予めチャーリー・カードというプリペイドカードを買っておいてチャージしていたのですが、チャージが足りなくなってしまいました。でも私が乗る予定だった駅は地上なのもあってチャージすることができず、このまま帰れないんじゃないかとハラハラしました。乗るときに車掌さんに伝えたところ(現金で払えるか聞いたけれど)足りなくてもいいから乗ってと言われて乗せてもらえました。ほっとしましたがいいのか?と疑問が笑。こういうことはアメリカ、カナダを旅行しているとよくあります。でも無駄に緊張するし乗れない可能性もないこともないのでちゃんとチャージできるところでしておきましょう!
お土産にいつも通り所蔵品ガイドを買いました。日本語版があって嬉しかったです。
あとはポストカードを購入。

